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INTERVIEW
2021/3/8

広告はアートではなくビジネス。ターゲットの感情を動かし、行動につなげる。

株式会社D2C R伊藤 大悟

広告業界で活躍をされているプランナーの方々からお話を伺うPLANNERS INTERVIEW。
第二弾はデジタル広告領域でクリエイティブプランナーをされている伊藤様。
伊藤様が広告業界で働くことになったきっかけや、ご自身が企画を考える上で心がけていることまで、さまざまなことを伺いました。


伊藤様が広告業界を目指すこととなったきっかけを教えてください。
自分自身がそもそも飽き性なのと、就活しているときに、「絶対にココ!」っていう業界や会社が見つからなかったんです。なので広告だったら、いろんな業種に携われるし、将来的に「いざここの業界・会社にいきたい!」って思ったときに、すんなり転職できるのかな、と思って広告業界に入りました。実際やってみたらすごく面白くて、ずーっと広告業界にいます。笑


現在、伊藤様はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
デジタル系の広告代理店で、クリエイティブプランナーという職種についています。メインが運用型広告なので、基本的にはお客様のKPIに沿うためのクリエイティブの戦略設計から制作のクオリティコントロール、配信後の効果改善までといったPDCAを回しています。ただ、直近では大塚製薬様など、獲得型以外の事例にも少しずつ携わらせていただいています。(参考:https://www.d2cr.co.jp/archives/2547


好きな広告やプロモーションの事例について教えてください。
ここ数年でいうと、印象に残っているのはゼクシィの「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」というコピーです。「○○が良い」という価値判断を強制すること自体が忌避されつつある今の世の中で、「結婚」という物事をこう表現するのか、とすごく印象に残りました。


日常の企画業務において、心がけていることを教えてください。
「誰の・どんな課題を解決するのか?」ということは常に心掛けています。当たり前ですがクリエイティブといっても広告なので、アートでは無くビジネスなので。クライアントや商品、あるいはターゲットのなんらかの課題を解決すべきだといつも意識しています。もうひとつは、「ターゲットの感情をどう動かした上で、行動してもらうか」という点。デジタルのクリエイティブはクリック率や視聴率をいかに上げるか?という数字やデータに偏り過ぎてしまうきらいがあると思っています。もちろん数字は大事なんですが、まず広告を見た人の感情が動き、行動し、それの結果として数字が動く、という順番は忘れないようにしています。なので、「これを見た人の感情がどう動くか?」というチェックは常にやります。


今後の広告やプロモーション領域は、どのように変わっていくと思いますか?
SNSなど、「強いプラットフォーム」によってコンテンツや手法が変質していく流れがますます強まるなと思っています。「TikTokに最適化した音楽をつくるとヒットチャートに乗る確率が上がる」といった例がわかりやすいですが、プラットフォームの影響力というものが強まっています。かつてのようにTVCM一本でなにかをひっくり返せる時代ではないので、ユーザーにとって接触時間が長いプラットフォームの文化や特性を熟知したうえで、コアアイディアをそれぞれのプラットフォーム用にチューニングしていくような流れが加速していくのではないでしょうか。


伊藤様が注目しているスタートアップ企業や分野はありますか?
月並みですが、AI×クリエイティブの分野にはつよく興味を持っています。具体的にはコピーやビジュアルの生成だったり、配信前から効果の予測をするような仕組みの部分です。いま一緒にそこを取り組んでいるパートナーもいますが、情報の流れが早いので、乗り遅れないようキャッチアップし続けていきたいなと考えています。

<今回インタビューにてお話をしてくださった伊藤 大悟様のTwitterアカウントはこちら